帯状疱疹ワクチン(水痘ワクチン)

帯状疱疹後の神経痛は、高齢になるほど残りやすくなります。
アメリカの予防接種諮問委員会では、帯状疱疹の予防と、 帯状疱疹後の神経痛の予防のために、60歳以上の方に帯状疱疹ワクチンを受けることをすすめています。

アメリカでは、帯状疱疹ワクチン(Zostavax®)は2006年から使用されおり、 1回のワクチンの注射により帯状疱疹になる危険性は51%、帯状疱疹後の神経痛になる危険性は67%減らします。
予防効果は、70歳代で接種するより、50歳代、60歳代で接種する方が高く、 5年ほどで効き目は減っていきます。
それ以上の期間での効果についてははっきりしていません。

日本でも2016年3月より、乾燥弱毒生水痘ワクチンの効能が、 50歳以上の方に対する帯状疱疹の予防で追加承認され、 帯状疱疹の予防の目的で接種することが可能になりました。
保険適用ではありませんので自費となります。

帯状疱疹ワクチンを受けたほうが良い方

60歳以上の方は、帯状疱疹ワクチンを受けられた方がよいと考えられます。
高齢でも特に制限なくワクチン接種は受けられます。
帯状疱疹にかかったことがあっても帯状疱疹ワクチンを受けることはできますが、 帯状疱疹の発疹が消えるまでは待ってから受けるようにしてください。

50歳以上の方も接種可能ですが、帯状疱疹ワクチンの効果は5年間程ですので、 60歳より前にワクチンを受けられると、帯状疱疹とその合併症の危険性の高くなるころには効果がなくなっている可能性があります。
主治医と相談の上、接種するかを決めてください。

帯状疱疹ワクチンを受けられない方

  • ゼラチン、カナマイシン、エリスロマイシンなどのワクチンの成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある方は接種できません。
  • 37.5度以上の発熱のある、急性疾患の場合改善してからワクチンを受けるようにしてください。
  • 妊娠中の女性は接種できません。ワクチン接種後は、4週間は妊娠しないようにしてください。
  • 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方は接種できません。
    HIV感染、癌で化学療法や放射線治療を受けている方、白血病やリンパ腫の方
  • 下記のような免疫抑制をきたす治療を受けている方は接種できません。
    • 副腎皮質ステロイド剤
      プレドニゾロン等
    • 免疫抑制剤
      シクロスポリン、サンディミュン、タクロリムス、プログラフ、アザチオプリン、イムラン等
    • 生物学的製剤
      レミケード、 エンブレル、 ヒュミラ、 シンポニー、 シムジア、 アクテムラ、 オレンシア等

帯状疱疹(帯状ヘルペス)の治療については、こちらをご覧ください。

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