【重要なお知らせ】

手汗・わき汗(多汗症)の診断や重症度判定について

多汗症(手汗、わき汗)の診断

診断基準

  • 局所的に過剰な発汗が6カ月以上続いている
  • 明らかな原因がない
  • 以下の6項目のうち2項目以上あてはまる
    1. 最初に症状がでるのが25歳以下であること
    2. 対称性に発汗がみられること
    3. 睡眠中は発汗が止まっていること
    4. 1週間に1回以上多汗のエピソードがあること
    5. 家族歴がみられること
    6. それらによって日常生活に支障をきたすこと

多汗症(手汗、わき汗)の重症度判定

以下の3、4に当てはまる場合、重症となります。

  1. 発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
  2. 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
  3. 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
  4. 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある

多汗症(手汗、わき汗)の治療

手汗(手掌多汗症)

20%塩化アルミニウム液、30%塩化アルミニウム軟膏の処方および、 保険診療による、イオントフォレーシスによる治療を行っております。

わき汗(腋下多汗症)

20%塩化アルミニウム液、30%塩化アルミニウム軟膏の処方および、 抗コリン薬の外用薬であるエクロックゲルラピフォートワイプによる治療を行います。
重症の腋下多汗症に対する保険診療によるボトックス注射も可能です。

これらの治療でも難治な場合には、50%塩化アルミニウム液外用や抗コリン薬のプロバンサインの内服も検討いたします。

外来日は、皮膚科(外来案内)をご覧ください。
予約や紹介状などは不要です。

皮膚科の治療や処置方法などについて

富士病院