病院概要
病院名 |
こうえきしゃだんほうじん ゆうりんこうせいかい ふじびょういん
公益社団法人 有隣厚生会 富士病院 |
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所在地 |
しずおかけん ごてんばし にいはし
静岡県御殿場市新橋1784 〒412-0043TEL:0550-83-3333(代) FAX:0550-83-4835 |
理事長 | 若林 良則(わかばやし よしのり) |
院長 | 園田 紀夫(そのだ のりお) |
副院長 | 荻 真(おぎ まこと) |
病床数 | 160床(一般病床) |
診療科目 |
内科/循環器内科/消化器内科/呼吸器内科/糖尿病内科 腎臓内科/透析内科/脳神経内科/脳神経外科 外科/乳腺外科/大腸・肛門外科/心臓血管外科/泌尿器科 整形外科/リハビリテーション科/小児科/眼科/皮膚科/婦人科 放射線科/麻酔科/ペインクリニック内科 健診・人間ドック |
公益社団法人有隣厚生会について
公益社団法人有隣厚生会は、公益法人として急性期疾患を扱う“富士病院”と、一般病床及び療養介護病床を持つ“富士小山病院”、
一般病床及び腎臓病(透析)センター機能を持つ“東部病院”、在宅医療の推進を担う“訪問看護ステーションごてんば”、
軽度の認知症要介護者の共同生活事業所“グループホームごてんば”を運営しています。
5つの事業が相互に連携し、個々の持つ特性を機能させ、
利用者を中心にした“確かな医療、福祉サ−ビスの提供”に心がけています。
また、地域の他の医療機関の先生方とは医療設備機器の共同利用や患者情報の共有化など、
緊密な連携を深めながら事業を展開しています。
富士病院について
当院は、『人にやさしく信頼される病院』を理念に、徹底した病診連携体制により、地域の急性期医療を目指しています。
職員一人ひとりが『プロ意識』と『協調の精神』をもって、日々の診療に携わり、医療を通じて地域に貢献すべく努力しています。
基幹病院としての使命感をもって地域住民の期待に応えるべく、救急医療に対応すると共に高度医療を提供できる体制作りを積極的に進めています。
また、地域連携室を窓口として他の医療機関との連携を密にし、患者さまをスムーズに受け入れ、確かな治療を実施して、
元気にしてお返しすることや、当院で対応できない医療が必要な場合は、適切な医療機関へ患者さまを紹介するなど、
より良い医療の機会の提供に努めています。
平成26年1月には、富士病院の耐震化増改築工事を完成させました。
平成26年度の診療報酬改定は、かつてなかった急性期病床の絞込みの内容でありました。
その対応策として3病院の機能分化の明確化と、いままで以上の強力な連携体制(統合)を整えることが必須の課題となりました。
また、二次救急については、御殿場市・小山町の約8割を当法人が担当し、救急患者の受入件数は年間1,097件でした。
内科の沼津・三島の広域救急の協力(月3から4回)は、ドクターバンク制度を利用して、
消化器疾患の受入体制の強化を図りました。
循環器内科は、医師1名を増員し、外科は新部長のもと積極的に症例の受入に取り組みました。
平成26年2月リニューアルオープンした富士病院は、急性期病院として機能が大幅に向上し、
スタッフの教育にも力を入れてきました。
診療報酬の加算は取れませんでしたが、ICUの活用も順調に進んでおりました。
平成26年4月の診療報酬の改定で対象患者のハードルが上がった事や、中途退職が多く看護師不足となった事もあり、
ICUの使用を心臓血管手術患者に限定しました。
早期に体制を整え、近い将来ハイケアユニットとして再開してまいります。
また、平成26年12月には、フィリップス製64列CTを導入し冠動脈CT検査を開始しました。
災害対策については、県の東部保健所から、院長が地域の災害医療コーディネーターとして任命を受け、
当院が災害時の医療救護活動の最重要拠点となるという認識の下で、
JMATにチームで登録し、透析医療の防災拠点施設として無線の整備などを推し進めております。
また、感染対策医療分野では、県よりこの地区における新型インフルエンザ等対策特別措置法における指定地方公共機関として指定され、今後地域の中心として活動していかなければならない立場となりました。
平成26年度において、感染症防護対策キットを整備しました。
当院は、日頃から人的な面、施設設備的な面、システム的な面など、より良い医療環境の整備、
患者へのサービスの向上に取り組んでおります。その成果が認められて、
平成22年9月に日本医療機能評価機構の認定証を取得しましたが、
更なる取り組みと成果が厳しくなった認定要件をクリアし、平成27年9月には第二次の認定証の取得を果たしました。
診療圏について
当院の主要診療圏は、御殿場市(人口9万人弱 外国人含む)及び駿東郡小山町(人口2万1千人弱)を中心とする地域ですが、
隣接の裾野市はじめ静岡県東部地域や
神奈川県の箱根町、足柄地域、
山梨県の富士吉田市、山中湖村、忍野村方面からも多くの方が受診しています。
また、御殿場・小山地域にかかわる富士山、御殿場プレミアムアウトレット、富士スピードウエイなどの観光客や
青年の家、企業の研修保養施設等の利用者の来診も多くあります。
診療の状況
一般外来
外来については、診療精度の向上を目指し、各種検査の機器の更新を積極的に行い、
また、コメディカルの技術向上を推進した結果、診断・治療能力は着実に進みました。
各種検査結果は当日治療に反映できるよう努めており、結果、迅速な診断を可能にしています。
加えて、待ち時間対策としてサテライト入力を導入、診察・スタッフの動線の改善により待ち時間短縮が進み、
患者さまのスムーズな受診に繋がりました。
しかし、患者さま増加の対応に追われる場面も多く、顕著な改善とは言い難い状況であり、
平成29年度に電子カルテ化を実施するため、院内一丸となって鋭意取り組んでいます。
平成28年度の外来の状況
年間延受診者数: 170,324人(昨年161,245人)
1日平均外来患者数: 583人(昨年547人)
入院
入院については、収益面では大きくマイナスとなってますが、 これは、満床で断わらざるを得ないケースも多いことから、新入院患者数が激減したことや、 平均在院日数が伸びたことが要因となっています。
平成28年度の入院の状況
1日平均入院患者数: 125.6人(昨年124.7人)
平均在院日数: 12.7日(昨年12.1日)
救急医療
当院は二次救急医療機関の指定を受けています。
内科、循環器内科、外科、小児科をはじめ各科において、休日夜間の受け入れ態勢をとっています。
毎週2日ずつ内科及び外科の二次救急医療を担当し、第4土日は内科を、
第2、5土日の日当直の外科も担当しています。
また、年に2回ある御殿場市救急医療センターの休診日には、センターの委託を受けて、
診療を代行しています。
さらに、沼津市、三島市、裾野市の内科について、広域救急担当を月2回実施しています。
救急対応の病床数は、6床を充てています。
(救急センターからの転送・他地域・病院からの搬送も含む)
・救急車受入件数: 991人(昨年度1,022人)
呼吸器疾患: 168人(228人)
消化器系疾患: 131人(161人)
脳血管疾患: 27人(48人)
小児救急: 48人(48人)
外傷系: 29人(40人)
中毒: 9人(16人)
不明: 13人(29人)
その他: 353人(495人)
合計 1,502人(1,253人)
・広域救急(沼津地区) 救急車受入件数: 178件(昨年202件)