副院長の挨拶

副院長 荻真
おぎ まこと
副院長 荻 真

経歴

 金沢大学(昭和61年卒)

資格

 医学博士(金沢大学)
 日本内科学会総合内科専門医
 日本腎臓学会腎臓専門医
 日本医師会認定産業医

 平成28年10月より副院長に就任しました。 当院に勤め始めて19年になりますが、この間、専門科や医療をささえる職種も多岐にわたり充実し、 建物の耐震化や設備も新しくなり、地域の多様な疾患により対応できるようになってきたように思います。

 日頃かかりつけの先生がたに多くの患者さまを御紹介いただいておりますが、 急性期を過ぎ安定した時点で、患者さまにとって近く安心して通えるかかりつけの先生方にお願いするなど今後も病診連携をすすめていきたいと存じます。

 急性期病院として地域の病院とも連携し、救急や依頼のあった患者さまを速やかに受けいれていくようにしていく必要があると存じます。

 内科一般や腎臓内科を私は専門にしております。 末期腎不全になっても腎代替療法により生活できることは医療の進歩といってよいと存じますが、 患者さまの人数は増加しており、これを減少させることが課題と存じます。 富士病院では御殿場市、小山町などの近隣の市町の末期腎不全の患者さまが多く透析に導入されますが、 毎年単位人口あたりの導入される人数は全国と比べ少なくなく、原因として糖尿病性腎症と高血圧などによる腎硬化症が過半数をしめています。

 御殿場市や小山町では平成25年の特定健診でメタボリックシンドローム、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常、 習慣的に喫煙する人の割合が県内の平均よりも有意に多いですが、 これらの生活習慣病は疫学調査により慢性腎臓病の発症の危険因子や進行因子になることがわかっています。 40-64歳の比較的若い年齢層の人の生活習慣もよくない割合が大きいです。 糖尿病など働き盛り世代の受診率が低いことが指摘されておりますが、 症状がなくても若い時から生活習慣や生活習慣病をよくしていくことが慢性腎臓病の予防や進展を抑制するうえで大切です。

 生活習慣病や慢性腎臓病では心臓病や脳卒中などの心血管疾患になりやすく、認知症の発症や進行にも関与するともいわれています。 全国的に高齢化率が上昇するなか、これらの疾患の発症予防、早期発見、重症化予防を地域で連携し取りくみ、健康寿命もより延伸できるとよいと存じます。

 これからも「ひとにやさしく信頼される病院」という当院の理念を園田院長のもと職員と協力して実践し、地域医療に貢献していきたいと存じます。
御指導、御鞭撻いただきますようよろしくお願い申し上げます。

富士病院